2019年12月6日修理録(155)四角の平皿をお直ししました。 修理前。角が割れた状態でした。一部破片の残っていない部分も。 修理後。 側面。 エルメスのシェーヌダンクルです。金ではなくあえて銀色(今回は錫粉を使用)で仕上げたことで、凛とした雰囲気を壊さずお直しできました。長くご愛用いただけますように!...
2019年11月15日修理録(153)印判皿を金継ぎしました。明治時代に作られたもの。 細かい破片は5片ありました。 5mmほどのかけも2ヵ所に。 側面。 印判は模様をスタンプのように転写して大量生産する技術ですが、ところどころかすれやずれがあり、今の量産品にはない「ヌケ」を感じられます。継ぎ目が目立ちすぎない...
2019年11月1日修理録(151)ウェッジウッドのソーサーを金継ぎしました。 修理前。7片に割れた状態でした。 修理後。 華やかな金彩に合わせて、金粉を使って仕上げました。 裏側。1970〜1980年代に製作されたカーナーボンブラックです。 今ではかなり入手困難なのではないでしょうか・・・。お直しに出してい...
2019年10月25日修理録(150)蓋つきの陶器をお直ししました。 修理前。蓋の部分が4片に割れた状態でした。 修理後。 外側はベージュとグリーンの漆を混ぜてもともとの色合いに近づけて仕上げました。 内側はベージュの漆だけを塗っています。 陶器下部と合わせるとこんなふうに。栃の実がモチーフになっているそう。手...