2022年3月20日修理録(372)オークラのカップソーサー、幅1.5cmほどの欠けを金継ぎしました。 修理前。 修理後。 少しマットな質感の「金消粉(きんけしふん)」を蒔いて仕上げました。 青いローズの絵付けと金縁、金継ぎの跡の調和がよく取れたと思います。これからもお茶の時間にご愛用いただけましたらうれしいです。
2022年3月19日修理録(371)陶製ボウルの欠けをお直ししました。 修理前。釉薬が剥がれて茶色い素地がのぞいている部分が欠けたところです。全部で3ヵ所ありました。 修理後。青い漆を塗って、元の状態に近い仕上げにしました。 旅行のお土産にもらった器だそうです。東欧の国のものでしょうか。これからもご愛用いただ...
2022年3月18日修理録(370)お湯呑みの欠けをお直ししました。 修理前。幅1cmほどの欠けができていました。 修理後。 ベージュの漆を塗って仕上げました。 やさしい生成色の釉薬に白漆(しろうるし)の色がしっくりなじみました。白漆は時間が経つにつれ明るい発色になります。透明感も増していくので、日々漆の変化...
2022年3月12日修理録(369)常滑焼のご飯茶碗、6ヶ所の欠けを金継ぎしました。 修理前。大小3〜10mmほどの欠けがありました。 修理後。 縁にぽつぽつと入った欠けがほどよいアクセントになりました。やわらかい土物はどうしても傷がつきやすいですが、欠けたところも愛ながらお使いいただければ嬉しいです。