2021年3月26日修理録(244)直径30cmほどの大皿の割れを銀継ぎしました。 修理前。2つに割れた状態でした。 修理後。 濃淡のある藍色の釉薬に銀のラインが程よく映えました。銀がしだいにいぶしたような深い色合いになると、またちがった表情になりそうです。銀は1年ほどで色合いが変わってくるので、色の移ろいも...
2021年3月19日修理録(243)アラビアのプレート、2つに割れたものをお直ししました。 修理前。真ん中から2つに割れています。 修理後。 釉薬が剥がれたようなごく小さな欠けも漆で埋めています。 今回は錫粉を使って仕上げています。青に錫の銀色の組み合わせで、清々しい雰囲気になりました。...
2021年2月26日修理録(240)九谷焼の平皿をお直ししました。 修理前。5片に割れた状態でした。 修理後。 絵付けのラインに合わせて、赤い漆のみで仕上げました。割れた部分から伸びたヒビにも漆を染み込ませてヒビ止めしています。 こちらはなんと、ご自分で絵付けされたそうです。ご自身で絵付けした器は思い入れもひ...
2021年2月24日修理録(239)蕎麦猪口の欠けを金継ぎしました。 修理前。幅1.5cmほどの欠けができていました。 修理後。 菊の絵付に合わせて、華やかな金仕上げを選びました。絵付に赤が使われていると、金のなじみがいいですね。 これからも長くお使いいただけますように。