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お直し中の唐津焼

December 17, 2015

日曜日に、松本まで金継ぎする品物のお預かりに行ってきました。今回は小湯飲みと徳利2点のお預かりです。

お品はこちら。どちらも唐津焼のお品です。小島直喜さんという作家さんの作品だそう。温かみのある地の色にあわせ、金で仕上げることになりました。

 

 

 小湯飲みにはごく小さい欠けが、徳利は口が大きい欠けができていました。小湯飲みの欠けは小さいので、漆を塗り重ねて修繕することに。

徳利の欠けは、一度接着剤で継いであったのを剥がし、再度麦漆で接着していきます。

 

 徳利の欠けたパーツに麦漆を塗っているところです。断面にまんべんなく塗って接着します。

 

 マスキングテープで接合部分がずれないよう、しっかり固定して乾かしていきます。(奥ではだるまが工程を見守っております…)

 

 

今回のお品(徳利)は、漆を使う前に接着剤を剥がす工程がありました。持ち主の方が予めお湯で煮て剥がそうと試みてくださったのですが、びくともせず・・・ほとんどの接着剤は水に弱いのですが、特殊な接着剤の場合はリムーバが必要になりますね・・・ご丁寧に、「これを使ってみてください」と手渡された「接着剤はがし」を使って無事剥がすことに成功しました。

ちなみに、「接着剤はがし」を塗って少し置いてみても変化はなく、コットンに含ませたもので覆い、1日置いたところ剥がれました。いい体験になりました…。ありがとうございます。

 

「お金をかけてでも直して使いたい」と思う器は、やはり持ち主の方にとって特別な品物です。

「金継ぎを」と声をかけてくださる方がお持ちのものは素敵なものが多く・・・お直ししながら、とても勉強になります。焼き物の知識も、もっと身につけなければ!唐津焼の窯元にもいつか行ってみたいのです。

 

それでは、3月納品を目指してじっくりお手当てしてまいります。

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