top of page

修理録(38)

  • 執筆者の写真: 神川梓
    神川梓
  • 2017年1月17日
  • 読了時間: 1分

割れてしまった杯を金継ぎしました。もともと金彩がほどこされているため、金仕上げがしっくりと馴染みました。金粉は丸粉(まるふん)を使っています。

底には大小2ヶ所の欠けができていました。

下の写真は丸粉を磨く前。光沢はなく、黄土色をしています。蒔いた後に漆を塗って固め、磨いて仕上げます。

金継ぎ 丸粉(まるふん)

こちらが丸粉。やわらかい毛の筆を使って、慎重に蒔いていきます。

こうして見ると土のようですが、研いで磨くと金属らしい光沢が出ます。仕上げの楽しい工程。

 
 
 

Comments


器のお直しカミカワ|金継ぎ|陶磁器の修理

TEL:080-6397-3208 MAIL:azusakamikawa@gmail.com ​ADD:長野県長野市浅川1丁目

©️2015 azusa kamikawa.

  • X(旧Twitter)
  • Instagram
bottom of page