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修理録(11)

  • 執筆者の写真: 神川梓
    神川梓
  • 2016年6月21日
  • 読了時間: 1分

2月にお預かりした旺祥寺(おうしょうじ)焼きのお抹茶碗です。割れと欠けの欠損がありました。モスグリーンのような色合いで、金・銀どちらでも合いそうでしたが、今回は金で仕上げています。金を施すと、ぐっと華やかな印象に。

もともと、「金継ぎ」はお茶の世界で親しまれてきました。漆で継ぎ、金で化粧をした傷跡を「景色」と呼び、愛でてきたのです。これからも大切に受け継ぎたい文化です。

偶然生まれたラインが、金継ぎすることで新たな「景色」になります。

 
 
 

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器のお直しカミカワ|金継ぎ|陶磁器の修理

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©️2015 azusa kamikawa.

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