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修理録(3)


長野市にお住まいの方からお預かりしていたカップのお直しが終わりました。ふっくらとした形で、手に持ったときの手触りがなんとも心地よいデザインです。

ご依頼主の方は開業以来初(!)の20代の方。お預かりする際、「1点ものではないので買いなおすこともできたけれど、今まで使ってきたものに愛着があって」とおっしゃっていたのが印象的でした。

量産品であったとしても、使いこむうちに他には代えられない唯一のものに育っていく。古道具などを見ていてもよくそう思うのですが、お話をうかがいながら、あらためてそう感じました。

茶道のお稽古にも通う、お茶の時間をとても大事にされている方。またご自宅での一服に使っていただけますよう・・・。

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