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修理録(1)

  • 執筆者の写真: 神川梓
    神川梓
  • 2015年10月12日
  • 読了時間: 1分

お預かりしていた急須をお返ししました。

小さい欠けのパーツをとっておいてくださったので、麦漆(小麦粉と漆を練り合わせたもの)を使って接着しました。仕上げはマットな金消粉で。こっくりした深い茶色に、金がよいアクセントになりました。

誰かの大切な道具を直してお返しするというのは、緊張するけれど楽しいことです。0からものを作っていくのとはまた違う手応えがあります。

金継ぎしながら、壊れてしまっても直して使いたいと思える道具に巡りあえるというのは、幸せなことかもしれないなあとしみじみ思いました。

写真は持ち主の方が撮影してくださいました。

こんな欠けを作ってしまっても、ちゃんと直すことができますよ。

 
 
 

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器のお直しカミカワ|金継ぎ|陶磁器の修理

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©️2015 azusa kamikawa.

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