修理録(338)

黒織部の抹茶茶碗を銀継ぎしました。


修理前。破片は7片。破片が残っていない部分も多数あり、隙間を埋めながら修理を進めました。

修理後。

外側のみ銀粉を蒔き、内側は黒漆を塗って仕上げました。

側面。


破片どうしの隙間は木粉と漆、水、小麦粉を混ぜたもので充填。角度によって表情が変わります。

高台部分。

お客様からのご要望に沿って、銀粉を燻液に浸し燻銀仕上げに。白銀よりもぐっとお碗の風合いになじみました。

こちらは桃山時代に作られたお品。古いものを直すときはいつも背筋が伸びる思いです。これからも長くお楽しみいただけますように!