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修理録(443)

2つに割れたコップを金継ぎしました。


修理前。底の近くから割れていました。

修理後。

ガラス用接着剤で接着した後、漆で継ぎ目をコーティングするように線を引いています。

少し緑がかったガラスに金のラインがよく似合います。

第二次世界大戦前後に作られていたアンカーコップです。(金属が不足していたこの時代、缶詰の代用品として作られていた容器で、金属製の蓋を付けて様々な食材の販売に使われたそうです)

古いガラスならではの気泡が入った味わい深いコップ、これからも実用品として残っていきますように。

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