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修理録(207)
- 神川梓
- 2020年10月10日
- 読了時間: 1分
面取りされたカップの欠けを金継ぎしました。
修理前。側面に直径1cmほどの欠けができていました。

修理後。

真上から見ると少しだけ金がのぞきます。

角田淳(つのだ じゅん)さんの作品です。作られる器は磁器ですが、灰釉の白が温かみを感じさせます。角田さんの器を実際に目にしたのは初めてて、「これが磁器…?!」と驚きました。磁器の丈夫さと陶器のようなやさしい表情を兼ね備えた器です。灰釉の色に合うよう、少しマットな「金消粉(きんけしふん)」を使って仕上げました。これからもご愛用いただけますように。
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