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修理録(183)
カップの欠けを修理しました。
修理前。内側が直径1cmほど欠けた状態でした。
修理後。
「白漆(しろうるし)」を塗って仕上げています。
側面からは直した跡がほんの少し見えます。
絵具とちがい、色漆の場合は「しろ」と言ってもベージュのような色合いになります。これは白い顔料を半透明の茶色い漆に混ぜて作られるため。塗りたては濃い色ですが、しだいに明るく透明感が増していきます。赤や黒の漆以上に白漆は発色が短期間で変化するので(2週間〜1ヶ月ほどでもちがいがわかります)、日々観察するのが楽しいです。
持ち主のかたから2年ぶりにお声がけいただき、大変うれしかったです。長くご愛用いただけますように!
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