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2023年5月12日
修理録(470)
マグカップのヒビをお直ししました。 修理前。ヒビが広範囲に伸びていました。 修理後。 黄色の漆を塗って仕上げました。 ひよこ型でかわいらしいマグカップです。黄色い漆ははじめのうちは黄土色に近いですが、徐々に黄色に近い発色になっていきます。色の変化も楽しみながらお使いいただけ...
2023年5月2日
修理録(464)
茶碗の欠けをお直ししました。 修理前。縁に数ヶ所、幅3〜8mmほどの欠けができていました。 修理後。赤い漆を塗って仕上げています。 ぽつぽつと入った漆の赤が目をひくポイントになりました。色漆は使ううちにツヤが増し、明るい発色になっていきます。経年変化も楽しみながら日々お使い...
2023年4月15日
修理録(461)
小ぶりな急須、割れた注ぎ口をお直ししました。 修理前。 修理後。 書道の先生をされている方からお預かりしました。お預かりする際に「ひとり分の急須かな?」と思いましたが、書道の水滴(硯に水をさす道具)として使われるそうです。うっすらグリーンがかった白磁だったので、ミントグリー...
2023年4月15日
修理録(460)
蓋つき茶碗のヒビと欠けをお直ししました。 修理前。ご自身で漆で下処理をされていました。(黒く見える箇所がヒビと欠けです) 修理後。 蓋。 蓋内側。 碗には幅1cmほどの欠けがありました。 染付の色に合わせて、藍色の漆を塗って仕上げました。色漆は使ううちにツヤが増し、明るい発...
2023年2月24日
修理録(450)
ぐい呑みの欠けをお直ししました。 修理前。幅1cmほどの欠けができていました。 修理後。 釉薬の色に合わせ、赤い漆を塗って仕上げました。 縁にも少し漆の色がのぞきます。 深みのある色合いになるよう、赤い漆に半透明の茶色い漆(=透漆:すきうるし)を混ぜて塗っています。仕上げに...
2023年1月29日
修理録(446)
ごはん茶碗のヒビと欠けをお直ししました。 修理前。ヒビは5cmほど、欠けは幅3mmほどでした。 修理後。 内・外両方に入った緑のラインに合わせて色漆を塗って仕上げました。 縁の欠け。 ラフなタッチの線が素朴で味わい深いお茶碗です。金属粉は使わず緑の色漆で直したことで、修繕箇...
2023年1月20日
修理録(445)
持ち手がなくなったマグカップをお直ししました。 修理後。割れた持ち手部分は残っていなかったため、断面をなめらかに整えて色漆を塗りました。 のっぺりとした印象にならないよう、青とベージュの漆を混ぜて少しグラデーションを出しました。...
2023年1月13日
修理録(444)
水晶彫りのグラスをお直ししました。 修理前。3つに割れた状態でした。 修理後。 もともと入っていた青いラインに合わせて、色漆を塗って仕上げました。 本体に開けた穴に水晶釉という透明度の高い釉薬を練りこみ、二度焼きすることで作る水晶彫りのお品。青い漆を使ったことで凛とした雰囲...
2022年12月30日
修理録(442)
3つに割れた平皿をお直ししました。 修理前。 修理後。 ベージュの漆(白漆)を塗って仕上げました。 日下華子さんのお皿です。素朴な絵付けに白漆の色味がよく似合いました。日が経つにつれ明るい発色になっていく白漆。色の移ろいもお楽しみいただければ嬉しいです。
2022年12月24日
修理録(439)
胴の部分が割れた急須をお直ししました。 修理前。割れた部分からヒビが左右に伸びていました。 修理後。釉薬に近い色の漆を塗ってなじませています。 実際に常滑まで行って購入された急須だそうです。軽く丈夫なところが気に入って使ってこられたそう。これからも日々お使いいただけますように。
2022年12月9日
修理録(436)
マグカップの欠けとヒビをお直ししました。 修理前。幅2cmほどの欠けが2ヶ所。ひとつの欠けからはヒビが3cmほど伸びていました。 修理後。 内側。 赤と半透明の茶色い漆を混ぜてワインレッドのような濃い赤を出しました。ル・クルーゼの鍋のイラストの色合いと合わせています。...
2022年12月3日
修理録(434)
ごはん茶碗の欠けをお直ししました。 修理前。幅1cmほどの欠けができていました。 修理後。赤い漆を塗って仕上げています。 長年使ってこられたお茶碗だそうです。色漆は経年によって明るい発色になり、透明感も増していきます。色合いの移ろいもお楽しみいただけましたら嬉しいです。
2022年12月3日
修理録(433)
直径30cmの大皿、幅2cmの欠けをお直ししました。 修理前。 修理後。 赤い漆と半透明の茶色い漆をまぜ、ワインレッドのようなこっくりとした色合いを出しました。 側面からも少し漆がのぞきます。 染付の青にワインレッドがほどよいアクセントになりました。これからも日々の食卓でお...
2022年11月25日
修理録(431)
萩焼の飯碗、幅5mmほどの欠けをお直ししました。 修理前。釉薬が剥がれたような、浅い欠けができていました。 修理後。 ベージュの漆(=白漆)を塗って目立たないよう仕上げました。 日が経つにつれ明るい発色になる白漆、使ううちにより元の色に馴染んでいくと思います。...
2022年11月11日
修理録(429)
ごはん茶碗のヒビをお直ししました。 修理後。6cmほどのヒビに沿って色漆を塗っています。 内側。 高台部分のデザインに合わせて、ポチッと漆が溜まったようなラインに仕上げました。 色もベージュとピンクのグラデーションにして合わせています。...
2022年10月21日
修理録(426)
大ぶりなお湯呑みの欠けをお直ししました。 修理前。幅2cmほどの欠けができていました。 修理後。ベージュの漆を塗って仕上げています。 ベージュの漆(=白漆)は塗りたては茶に近い色合いですが、日が経つにつれミルクティーのような明るい色に変化します。(1ヶ月ほどの短い期間でも結...
2022年8月19日
修理録(416)
唐津焼の深皿、縁の割れをお直ししました。 修理前。小さい破片が2つ、割れたところからヒビが伸びていました。 修理後。 黒い漆を塗って仕上げています。 釉薬と漆の色をそろえたので、継ぎ目はよく見ると分かるくらいです。どんな料理も映えそうな唐津の器、これからもご愛用いただけます...
2022年7月13日
修理録(405)
割れた急須の持ち手をお直ししました。 修理前。 修理後。 持ち手は負荷がかかるため、接着後に和紙を巻いて補強しています。 キティちゃんの絵付けに合わせて、赤い漆を塗って仕上げました。毎日のお茶の時間にお使いいただけましたら嬉しいです。
2022年6月11日
修理録(392)
割れたマグカップを金継ぎしました。 修理前。4つに割れた状態でした。 修理後。 内側。 マットな黒い釉薬に金のラインがよく映えました。これからもヒビご愛用いただけると嬉しいです。
2022年6月3日
修理録(389)
割れたマグカップの持ち手をお直ししました。 修理前。持ち手が付け根から取れた状態でした。 修理後。 ロイヤルコペンハーゲンのマグカップです。絵付けの青にあわせて色漆を塗りました。塗りたては少しくらい発色ですが、時間が経つにつれ明るい発色になります。これからもご愛用いただけま...
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